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透析 / 診療所

東京ネクスト 内科・透析クリニック

JR山手線沿線日暮里駅前の高層マンション2階のテナント改修工事を行いました。フロア面積約165坪の透析クリニックの新規開業案件です。
今回開業されたクリニックでは、
・都内初の深夜透析(オーバーナイト)
・在宅(家庭)血液透析の導入・監理
・無料送迎
・中国語に対応
・透析液を自由選択(内服薬軽減)できる個人透析装置
・透析装置の自動化(透析開始と終了時の時間短縮)
・海外から東京中心部へのアクセスに便利な立地による旅行透析、臨時透析可能等
などの特長があり、幅広く透析患者の声に対応できる透析クリニックです。
2013年1月に開院され、順調に患者様が増加したことにより、8月に奥の将来増床用スペースも2期工事を行うことになりました。

■透析室

面積が約165坪もありながら、細長く空間が連続しているため、まとまったテナント形状でない条件を逆手にとって、広い空間を6~10人のベッドが並ぶ小部屋別の透析管理ができる計画としました。
その際、スタッフステーションからの死角をなくすために、各透析室の間仕切壁をガラスで見通しをよくし、電車で弱冷車があるように、各室で空調管理をすることで、透析患者の空調に対する不満をなくす計画です。
また、大きな透析室では、見通しは良いが、透析患者各々の要望に少しでも答えられるように、小部屋の透析室を男女別に分けて治療ができる環境で運営できるようになりました。

②照明計画
・透析室では、ブラケット照明と処置のための照明を設置し、治療中と穿刺時に照明を使い分ける計画としていま す。オーバーナイト透析では、治療中、寝られる方が多いため、照度を落として治療にも睡眠にも邪魔にならな いよう配慮しました。

③その他
・透析ベッドの頭廻りのコンセント・透析配管は、床に30cm角の箱を設置し、排水、給液管、電気配線をまとめ ました。
・駅前の雑踏を気にせず、ゆっくりくつろげる透析待合です。
・オーバーナイト透析患者のためのシャワールームも完備しています。

第一透析室

第二透析室

所在地
東京都荒川区
用途
透析診療所
延床面積
547.67㎡
竣工年月
2013年1月(第1期)2013年8月(第2期)
担当者
河津孝治 , 山崎慎二