作品紹介Works
透析 / 診療所
烏丸透析クリニック
京都市南部を拠点とする医療法人桃仁会
[桃仁会病院(透析ベッド100床)・付属診療所 (透析ベッド80床)・ 老人保健施設「桃寿苑」の利用者様用の桃仁会クリニック (透析ベッド50床)]
の京都市中心部へのサテライトクリニックの計画です。
京都市内から通院されている患者様の通院時間の短縮をはかることで、 「患者様がより良い環境の中で透析治療を受けて頂ける」というコンセプトのもと、 京都市内でも交通の便が良い烏丸御池のオフィスビル1階へのテナントイン計画です。透析ベッド数は最大35床、医療法人桃仁会が培ってきた高度な透析技術と患者様にやさしい治療を京都市中心部で提供される施設です。
内装は、やさしいイメージの木目調とやさしく、さわやかなイメージの カラーコーディネートを施し、「患者様に安心感のある快適な透析治療を受けて頂ける」デザインとしました。
■事務所ビル1階テナント
透析テナントクリニックの初期段階に大事な計画・選択ポイントとして、事務所ビル探しがあります。
これまで、法人様でもテナント案件を何件か調査されてきた中で、街中心部でのビルテナント = 事務所ビルテナントのため、スーツ姿で勤務される事務所(会社)との共存のためには、1階テナントクリニックを選択されることが非常に多い傾向があります。
⇒EVを使用せず、上階の会社員とは別の玄関をとることができる。
■透析配管の勾配を考慮した改修計画
1階なので、その下階は、地下になるため、中和装置設置には、地下の場合、ポンプアップが必須になってしまいます。停電時でも、ポンプ電源が必要になるため、透析同一フロア:中和装置を採用しました。
透析ベッドレイアウトもこのポンプの許容接続位置により影響します。
透析フロアと同一フロア設置の中和装置
明るいグリーンカラーの透析室
透析室壁面:ビトロガラスの後ろにバックヤード諸室がある
待合から透析室へのアプローチ
透析更衣室
待合スペース
限られた天井懐寸法のため、 間接照明の変わりに、光源が見えない アクリルカバー付照明器具を選択
既存空調が天井チャンバー方式空調のため、患者 さん に直接、空調風があたらない覆いを設置。
- 建築主
- 医療法人 桃仁会
- 所在地
- 京都市中京区
- 用途
- 診療所:泌尿器科(人工透析)、腎臓内科(人工透析)
- 延床面積
- テナント:582.63㎡
- 竣工年月
- 平成20年11月 8日
- 担当者
- 河津孝治