千葉県成田市に自閉症の方のすまい「ゆめふる成田」ができました。社会福祉法人菜の花会 理事長の小林さん、支援にかかわる方達、設計を担当したゆう建築設計の担当者の思いがひとつになってかたちになりました。住まう方達ひとり一人の暮らしをイメージして形にしています。私たちは、障害者のすまいというものを“集まり住む”というだけではなく、“個々のすまい”として考える場合も出てくると思っています。

利用者への向きあい方は施設ごとにすべて違います。建築を作る私たちは、その施設ごとの利用者への向きあい方を見つめます。そして障害者の特性への支援が施設によって異なるように、建築もまた、建物ごとに違ったものとなります。私たちは「建築も支援のひとつ」だと信じています。

どうぞ機会を見つけてこのすまいを見てください。真似をするために見るのではなく、皆様の障害者ひとり一人への向き合い方にあった建築を見つけ出すための参考として見てください。

このすまいがどのようにしてできたかを『自閉症へ寄り添うすまいがほしい―ゆめふる成田の施設づくり』に記しました。この冊子は支援にかかわるみなさんに読んでほしいと思っています。こちらからもご覧いただけますが、お問い合わせをいただければお送りします。

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