作品紹介Works
病院
はりま病院
放射状に延びた形状とさわやかな薄桃色の外観が駅前のランドマークになっています。 敷地は三角形と長方形を組み合わせた形をしており、三角形部分にピタリと納まるように建物を配置し、 長方形部分には効率良く駐車場をとっています。
薬局
工事中には院内薬局が急きょ増築されることとなり、巨大な病院本体とのバランスをどうとるか頭を悩ませましたが、 この小さな建物はあえて本体に外観を合わすことはせず、まったく別の意匠としました。 ただしお互いが放つ雰囲気が同じものとなるよう注意を払い調和のとれた大小の建物が生まれました。
【外来】
1階は外来です。建物は3本腕が放射状に伸びており、各ゾーンで機能が分かれています。
ゾーンごとにテーマカラーを与えて居場所を分かりやすくしました。
外来の中心部には広々とした点滴室があります。 ここは外来スタッフの拠点となり、裏導線で診察エリア、内視鏡エリアとつながっています。 また、内視鏡のリカバリー・救急処置後の観察ベッドなど多目的に利用されます。
入口
採血・点滴室
受付待合
診察待合
【化学療法室】
点滴室の一角に化学療法室はあります。 他者の目を気にすることなく静かに治療を受けて頂くため、完全個室とし、 庭に面したプライベートの小窓を設けました。
【内視鏡】
このたびの増築で内視鏡検査部門の増強をはかりました。 3つの内視鏡室と内視鏡IVR室は、前処置や更衣を行う専用ホールとスタッフ作業場となる洗浄室に 挟まれており、患者とスタッフの動線をつないでいます。
内視鏡ホール
【病棟】
2・3階に病棟があります。 外来と同じく中心にスタッフステーションを設け放射状に病室が並んでいます。 ステーションからは死角レスで、病室までの最長距離を25m以内にとどめることができました。
多床室でも廊下側のベッドに採光・通風のための小窓を設けています。 ベッド照明をプライベートな間接照明とし、療養環境を向上させました。
スタッフステーション
病室
ナースステーション
談話室
ドッグ待合
リハビリテーション室
- 建築主
- 医療法人社団 仙齢会
- 所在地
- 兵庫県加古郡播磨町
- 用途
- 病院 89床(一般)
内科、外科、整形外科、リウマチ科
- 構造
- 病棟:鉄筋コンクリート造 薬局棟:鉄骨造
- 階数
- 地上5階
- 延床面積
- 約5940㎡
- 竣工年月
- 平成23年6月
- 担当者
- 相本正浩 , 河井美希