作品紹介Works
病院
丹後中央病院 リハビリ棟・研修講堂
丹後中央病院は平成20年には『日本リハビリテーション医学会研修施設』として認定された、整形外科手術・治療で有数の総合病院です。 このたびの増築工事は、一層のリハビリテーション部門の充実と、研修医の受入れ施設としての研修講堂建設を目的としたものです。
限られた敷地の中で、病棟の中庭が建設用地として選ばれましたが、工事は困難の連続でした。 中庭への搬入方法が限られている。周囲が病室に囲まれている。周囲への騒音、振動、臭いへの配慮、病院を運営しながらの動線の整理など。 工事の定例では、毎週のようにこれらの課題を一つ一つ取り上げては話し合い、調整するといったことの連続でした。 そして、建物が完成し、中庭にかつて根付いていた樹木の一本(たぶの木)を、建物の北側に移植して、根付いたところまで見届けて、ようやくこの計画は竣工を迎えました。
中庭で青々と枝を伸ばすたぶの木
移植後、新しい場所に根付いたたぶの木
- 建築主
- 丹後中央病院
- 所在地
- 京都府京丹後市
- 用途
- 病院
- 敷地面積
- 13,547.94㎡
- 建築面積
- 491.54㎡
- 延床面積
- 880.60㎡
- 竣工年月
- 平成21年3月
- 担当者
- 清水大輔