作品紹介Works
透析 / 診療所
桜ケ丘東山クリニック
透析室
■透析患者にとって快適な透析環境の創造
ビルテナントの特徴を踏まえた、新しい透析クリニック計画のご提案
○透析患者の高齢化対策 = 狭さ対策
既存クリニックでのベッド間距離、通路幅をベッド横まで車椅子で動くために ベッド間距離:80cm、通路幅:1.2mを確保した。
・バリアフリー化
・ゆとりのある更衣室計画
・扉の自動化
○安全性の確保 ~使いやすさ・動きやすい空間計画
患者とスタッフが交差しない動線計画
透析中のWC使用を透析室から簡単にアクセス可能にした計画
(透析室内のスタッフが手薄にならないための工夫)
袋小路になりがちな透析ベッド、カウンターレイアウトに サブ通路を確保。
⇒患者の急変時にいち早く気づき、患者の元に移動できる。
透析室内にゴミ箱や器材の収納スペースの確保
1階(避難階)の条件を生かし、別の避難経路を2か所計画
⇒多人数の透析治療時から分散避難できる通路を確保した。
既存のクリニックは、4,5階にあったため、東日本大震災で患者様の避難対策が最大の課題だった。
○感染対策
・透析室内に均等に手洗いを設置
・新型インフルエンザ流行時の隔離個室を設置。
⇒ただし、個室の囲い壁を可動とすることで 、通常は一般の透析ベッドの並びで治療可能とした。
○照明計画
既存の天井面の梁型をうまく利用した計画
穿刺時と透析治療時を切り替えやすい照明計画
透析治療時に患者にとって目に優しい間接照明を採用
○空調計画
既存の天井空調(システム天井の天井内チャンバー方式)をコストをかけずに
夏場の吹出風が直接、患者に当たらない工夫による対策
○天井高さの確保
同一フロア用の中和装置を採用
透析室
院長室からも見通せる透析室
スタッフステーション前のカーテン有ベッド
受付
廊下
患者待合
更衣室
車椅子用WC
胸部X線室
透析機械室
- 建築主
- 医療法人社団 東山会
- 所在地
- 東京都多摩市
- 用途
- 透析診療所
- 延床面積
- 1F/564.97㎡(170.9坪) 透析クリニック
3F/118.31㎡( 35.7坪) 管理部門
- 竣工年月
- 平成25年12月
- 担当者
- 河津孝治