作品紹介Works

障害者

障害者支援施設 あまだ翠光園 トイレ・浴室改修

「施設内安心・安全重点改修」  1階トイレ・浴室改修


ご利用者の方の身体状況を配慮し、より安全で使いやすいトイレ・浴室を目指しました。

改修前の 男子トイレの様子

男子トイレ


小便器には手すりを設け、掃除をしやすい壁掛小便器としました。







多目的トイレブースは姿勢を保つための手すりや跳ね上げカウンターを設置しました。
それぞれのブース内にポイントタイルが貼ってあります。

女子トイレ内の多目的トイレブース

失便処理装置の設置


ご利用者が排泄の失敗をされた時、体を洗浄するなどの対応をされる場所「失便処理ブース」を設置しました。

実験装置




体を支える跳ね上げカウンターや、温水がでるシャワー、そして床には洗い落した汚物をすべて排水できる装置を設置しました。
そうすることでトイレの臭いのもとをできるだけなくすようにするものです。
排水口のかたちや、水を流す位置については、改修前に実物模型による検証を行いました。

設置された失便処理装置

排水溝は安全対策としてグレーチングの蓋をかけています

浴室


浴室には新たにリフト浴を設け、ご利用者の方に無理なく入浴していただけるようになりました。
脱衣室・浴室の入り口も段差をなくし、バリアフリーとしました。

改修前の浴室

改修前の浴室




浴室の洗い場の壁面や床には、目印になるポイントタイルや、色による貼り分けを行い、ご利用者の方が認識するための手助けになるようなデザインを考えました。

改修後の浴室

改修後の浴室

改修後の浴室

脱衣室

入口の段差をなくし、車いすを利用されている方もスムーズに入れるようになりました。
入口には目隠し壁を設け、プライバシーに配慮しています。床材には万が一転倒した場合の衝撃を和らげるため、クッション材を採用しています。

改修後の女子脱衣室

担当者
竹之内啓孝