作品紹介Works
障害者
グループホームすみれ「あいりす」「こすもす」
菜の花ホームと同じく、社会福祉法人よさのうみ福祉会によるグループホームの新築です。 既存のホームの老朽化が進んでいることと居住者の身体機能とのミスマッチ解消のため、複数のホームを統合し、12名の暮らしの場が設けられました。 1階「あいりす」は主に車いすを利用される方が、2階「こすもす」は身体の障害が軽度の方がこれまでのホームから引越しして新しい生活を始めました。 建物は上下2戸ずつの部屋をひとつの棟として雁行させて配置し、独立した小さな家が並ぶ長屋のような姿をしています。 道路に面した棟にあるリビングの窓から生活の気配が漂い、季節ごとに表情を変える沿道の小さな植物は街に潤いを与え、グループホームと街が柔らかな関係を結んでいます。
写真:大坊 崇(TOP・廊下・食堂)
木製の玄関扉
全景
長屋のように並ぶ居住棟
1階の玄関
雁行した廊下により落ちつきが生まれる
居室のドアと表札入
食堂
夜景
- 建築主
- 社会福祉法人 よさのうみ福祉会
- 所在地
- 京都府 宮津市
- 用途
- 共同生活援助
- 構造
- 木造
- 階数
- 地上2階
- 敷地面積
- 343㎡
- 建築面積
- 205㎡
- 延床面積
- 405㎡
- 竣工年月
- 2019年3月
- 担当者
- 河井美希